結婚前にキットを買って組み立てて以来、25年の長きにわたって稼働し続けている2A3真空管シングルアンプです。
元々は当時秋葉原にあって、今は埼玉県桶川市に移転した三栄無線のキットでした。
たしか球付で10万しなかった記憶です。
年末年始が暇なので2日でオーディオ専科の300Bプッシュプルアンプキットとともに組み立てた思い出があります。
それはそうと、トランス類だけ生かして、真空管ソケットはオリジナル中国製タイトから接点の信頼性あるシンチベークライトに、内部のCRパーツはほぼ一新して音質アップして好みの音質に仕上げてあります。
点検も兼ねて内部観察と真空管チェックをしました。
すでにレポートしたこともあるこの中国メーカー桂光社製チタンプレートの2A3Bという真空管。
購入して半年。多い日は1日12時間動作させています。
動作は安定していますし、音は米海軍用のオリジナル2A3より、音数が多く、すっきりした空間のある音質でとても気に入っています。
しかし、中国製真空管もよくなりましたねえ。これとかプスバンとか。
作った当時付いてきた2A3や300Bは1年もしないうちに、電極洗浄不良からの黒いヤニのようなものが管壁に付着したり、音がなまってきたり・・・
今のプスバンらにこういうことはないですね。
むしろ足の電極もしっかり酸化腐食しにくい金メッキされている現代2A3の方が接点安定性があるような・・・
音質ともども、1本10万単位のRCA2A3一枚プレートや、手持ちのアメリカ海軍高信頼感など大枚叩いて古い真空管を買わずともリーズナブルに現代真空管にした方がいいという例です。
なお購入先は秋葉原のクラシックコンポーネントです。
この真空管もこちらで勧められて買ったものです。
音質の好みを言えば、予算内でどれがいいかアドバイスくれます。
黒いメタル整流管もこちらで推奨されたRCA社のもので音質に不満はありません。
音質が気に入らない、WE300Bプッシュプルアンプも、300Bの特性ばらつきが原因かもしれません。
新しい音楽室に移転したら、プスバンあたりの特性の揃った300Bに換装してみたいですね。