4部屋にわたって、5組のシステム全部を聴かせていただいたので、レポートも多岐に分かれます(^_^;)。
しかもソフトはレコードに至っては2万枚!
それのほとんどがオリジナル盤というのですから驚きます。
これらはいずれもモノラル盤
初回プレス盤のさらに初回の方であることがスタンプからわかります。
モノラルのオリジナル盤は初めて聴きます。
ニンバス盤 イギリスのオーディオ雑誌の企画で生まれたもので、これが録音された時代に近い時のカッティングだから、音質はオリジナル盤を上回るところがあるとか。
これもモノラルオリジナル盤です。エルビン・ジョーンズのオクトパス奏法を駆使したドラミングの凄まじさ!
その他、ビートルズ、ピーター・ガブリエル、クラシックら多方面の音楽が次々鳴らされました。
石黒社長の音楽とソフトに関する知識が半端ないです。
ピュアオーディオメインのAVLON DIAMONDから。
・筋肉質で質量感がある音。
このスピーカーは使われているブロ友方でも聴いていますし、オーディオ店やフェアで合計すれば10系統は聴いてきました。
AVALONの中でも最もロングセラーのダイアモンドは、同社の中で最も音場感を出しやすいスピーカーと認識しています。
サウンドステージのホログラムが現れる!
石黒さんの鳴らし方は、ここに確かな音像と楽器や声のエネルギーを強力に加算して、妖艶なホログラムを超えた実体感ある質量と力感を加えておられることが他にこのスピーカーでは類例のない鳴らし方でした。
・色でいえば黄色~赤方向の温度感。
音質を色彩感で感じることがままあります。
石黒邸のこちらは真ん中の色を黄色とすると、そこから青方向の音ではないです。
絶対に赤方向。石黒さんはそれは「温度感が高い」という意味ですね!と。
・最低域までの解像度を確保する。
この後石黒さんがお認めになっているお仲間の素晴らしい音を聴かせていただいたわけですが、どのお宅と比較しても、いやアキバの有名店のトップエンド系統と比較しても。
ということは日本全体でも、おそらくトップレベルで最低域までの楽器の音色が聞き取れました。
ダイナミックオーディオ川又ルームでも常用の持参したアコースティックアーツ社のノーコンプレッションシリーズ1の4曲目「SAMBIENTA」は三次元音場情報がたっぷりと記録されて、途中から可聴帯域の最下限に迫るシンセサイザーの低域が入っています。
まずALTECやタンノイでは出ない帯域です。
大概のハイエンドではこれが出たか出ないか、出てもようやく音程がわかるか、ボーと鳴っているだけか。
これがその最低域の音波の震え、音色が見えるように聞こえたたのには驚きました。
石黒さんによると、30センチウーハー1発のダイアモンドは決して低域が得意なスピーカーではないと。
レコード、CDはかける前に同社の消磁器 DEMAGNETIZER RL-30MKIII、RD-3に表裏をかけて、さらにCDのみならず、レコードにもマイナスイオン発生器 RIO-5IIで表裏処理。
これはこの後訪問したどなたもおやりの基本作法で、自分も見習っています。
それからこういう再現が出来るのは、同社ケーブル、
部屋の音響対策、ルームチューンも含めた総合効果でしょうと。
こういう出方のAVALONは聴いたことがないとしたら、オーディオアクセサリーや機器開発メーカーの代表として、アキバの有名店や800軒は訪問したという、ハイエンドオーディオ使いの平均レベルで再生出来ても仕方ないでしょう。
本気でオーディオをやっているから、ケーブルら音質のいいアクセサリーを開発できるのですと。
年末に昨年1年間のトップクラスの音響を体験できたことは僥倖でした。
この音の出方は確実に新音楽室でも参考にしませんと。
石黒社長からダブルウーハーのソナス・ファベール、アマティ・オマージュ・トラディションではDIAMONDより低域エネルギーが強力ですから、そのコントロールに特段の配慮が必要になりますよ!と言われましたし。