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Channel: ゴルゴ平蔵のブログ
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ケーブル絶縁体の白化現象と絶縁性能

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ケーブルらオーディオアクセサリーの話しを出すと炎上するおそれがありますが、あえて記します。

とある電力会社での管理職の方と知り合いになりました。

以下は素人の自分が聞きかじったことですので、詳しい方のご意見を伺いたくて記します。

ケーブルやアース、電柱、電源ノイズらの話しで盛り上がった中にPVC(塩化ビニール)絶縁体をそちらの電力会社でチョイスしない理由として、PVCの経年劣化による白化現象が説明されました。

塩化物、つまり塩を吹くような現象なんだそうです。

表皮も白く、ということは配線内部も同様に塩化物で白くなる。

そうすると、絶縁性能に影響するから、電力会社としてはチョイスできないとされるのです。

さらに電気の専門家ならではの話しとなって、電力は高周波になればなるほど、表皮効果という電線そのものの表皮しか流れない現象になるそうです。

オーディオ帯域は可聴帯域だけでも少なくとも2万Hzまでの立派な高周波まで流れるので、塩化物からの導線の表皮の痛みは深刻だね!もはやフィルターになっているよねと言われました。

PS
あくまで個人と個人の雑談ですので、電力会社としての意見表明ではございません。

自分はモガミ電線のPVC絶縁体ケーブルを使っております。
お値段が安いですし。

決してPVC絶縁体は駄目としているわけではありませんが、もし同じお値段と同じ導線なら、絶縁体はPVC以外にした方が無難なのかもしれないと思いました。

電力会社の部門解体の話しなど深刻な話しや電源ノイズ、電源歪測定のとても参考となる話しらとても勉強になりました。




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