写真の自作 ドイツ・テレフンケン社 EL156プッシュプルアンプ
つぶやきのとおり、モノラルアンプの1台からガサガサ ゴソゴソと時々ノイズ。
特に電源入れてから1分くらいが凄い。
時折音が歪みっぽくなる・・・・
こういう場合、まずは真空管の不良を疑い、ここに問題なければ、内部のカップリングコンデンサー
(このアンプの場合はイントラことインターステージ位相反転段間トランスへのDCカット) 電源部の平滑コンデンサーらが疑われますね。
左右のアンプの真空管を入れ替えしても、症状の同じアンプのみとなれば真空管に問題なし。
コンデンサー類をチェックしても問題なさそう。
お手上げとして、仲間宅に運んで診てもらったら、EL156真空管のソケットではないかと。
たしかにEL156を左右に動かすと、似たノイズがスピーカーから出ます。
2枚目のソケットの金属編を内側に曲げ治して、バネ圧を強くしたら治りました。
このソケット構造は、3枚目のEL156の足に凹凸があるのと嵌合して抜けにくくなる優れた構造のはずなんです。
それも500円くらいのEL156ら用の中国製ソケットは多数ありました。
キット屋サンバレーのSV-501アンプらのタイト製UXソケットらで苦労したソケットのバネが経年で開いてくる。
ラジオペンチで金属バネを狭めているうちにその金属が折れてしまうのに懲りて、2千円も出してオリジナルドイツ製ソケットを手配したのに・・・・
この接点洗浄復活材で洗浄もついでに。
したのも相まって仲間宅のALTEC604Bに繋ぐと、音がパシンとスピーカーから離れる素晴らしさ。
仲間も片chだけのモノラルアンプ状態でのチェックで、1台だけで堪能できる音質と。
このアンプを作るきっかけとなった音体験が思い出されて、2012年に出来上がったこのころの音質とEL156は交換してもなく、毎日8時間稼働でも劣化していないようで安心しました。
次にソケット不良になったら、ソケット交換ですね。
幸いEL156自体の入手は大変ながら、ソケットはネットにいろいろ出ていますね。