昨日、オーディオ雑誌で1等を取るにはお金が要ることを書きました。
![イメージ 1]()
![イメージ 2]()
![イメージ 3]()
これで定価2,808円(本体2,600円)でした。
今日はそこで買った管球王国。その82号を読み終えましたので、読後感想も含めて思うところを書きたいと思います。
ところで、拙宅にはまだこれだけの管球王国 その前進の真空管アンプ大研究 それらの別冊らが残っています。
82号
ビニール袋に入ったままであったので立ち読みできず。
この中の「300Bアンプの本質を探る」との記事に着目。
WE300A/Bシングル プッシュプルアンプは10台近く自宅使用。
メーカー 自作アンプ発表会も合わせれば少なくとも50台は聴いてきたので、どんな内容が記してあるのかと思いまして。
内容は何のことはない。
ただの製品批評、それも各社からお金ごと持ち込まれ?
広告らメーカーからの支払いカネ?と批評との絡みが明らかに見える褒め殺し系記事のオンパレードでした。
詳細な回路図もなければ、肝心の300Bの動作ポイントも不明。いわんや特性測定など皆無です。
「300Bアンプの本質」となれば、この方面のスタンダード 規範のWE91アンプ WE86アンプ できればその上のWE300BのオリジンとなったWE252A真空管を用いたWE59アンプ さらにはWE41 42アンプあたりをまずは聴いて、その上で現代に300Bはどう生かされているのか、音質批評を期待した自分がバカでした。
記事名を「300Bアンプ集合」とかにしなはれ
!

ならば、せめて巻頭言を乗せておられる是枝重治さん 技術解説をされた大西正隆さん、あるいは新先生がこの雑誌にいくつもの300Bアンプを発表しておられるのですから、それらとの比較試聴もして欲しかった。
・300Bアンプ 本質ともなれば、過去現代300B真空管の比較試聴、300Bの動作ポイントと音質
・CR回路 ロフチンホワイト其の他直結回路 トランス結合 イントラ反転回路ら回路と音質との相関。
・CRパーツ トランスパーツの比較試聴
こんなことをしてそれこそ300Bアンプの本質を探って欲しかったですね。
なぜなら、自分も含めて、自作派はこれらを四苦八苦しながら自分の音というべきアンプを作ってきたからです。
うがった見方からは、いや写真で見た限りの推測ですが、どこぞのトランスかも不明なコストリダクションタイプが大半の今の300Bアンプ。
有名トランス CRパーツを使ったビルダー系アンプ、いわんやWestern Electricに比較しうるモデルはないから?。
比較して正直に書いたものなら、取り上げられたメーカーから製品紹介費 広告代が入らなくなって出来ることではないから?
其の他も基本は製品批評記事のオンパレード。
フルレンジユニットのチューニング法は、この雑誌に協力しているウエスタン・サウンド・インク社の箱を使って吸音材を出したり入れたりでの音質差批評。
皆様、この内容にお金出しますか・・・・図書館にあればなあ・・・