ソニー独自の高音質技術により、圧縮音源で失われがちな高音域や消え際の微小な音を効果的に補完。 非圧縮のリニアPCMや可逆圧縮音源についても量子化によって失われる音を補完する「DSEE HX」。
手持ちのCD音源やMP3、AACなどの圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングします。
15KHZで切れるNHK FMの留守録音源等の20KHz以上への帯域伸張ら疑似ハイレゾ化も可能となります。
この技術を支えているのは、次の2つのアプローチ技術ですが、その根底には、ソニーのエンジニアが様々なジャンルの楽曲に対してハイレゾ音源~CD音源~圧縮音源をそれぞれ比較分析し、各音源の波形パターンを解析するという地道な作業とそれらを集積したノウハウの上に成立している、いわば努力とノウハウの結晶のようなものであると考えられます。
その証拠に、最新ハイエンドウォークマンWM1シリーズ[メモリータイプ]のNW-WM1Zでは曲のタイプに合わせてより最適に音質を補正する5つのモード(スタンダード/女性ボーカル/男性ボーカル/パーカッション/ストリングス)を追加されて、より音源に最適化するアプローチが取られています。
技術的にはサンプリング周波数を拡張。 サンプリング周波数をCD音源の44.1kHzに対し、最大192kHzまでアップスケーリングすることにより、これまで再現できなかった高音域をクリアに表現。
もうひとつは、ビット数を拡張。 ビット数とは、1秒間に処理するデータ量。CD音源の16bitに対し、24bitまでアップスケーリングさせたことで、消えかかる繊細な音から、迫力ある大音量まで、音の強弱を豊かに表現します。
この2つのアプローチにより繊細な表現が可能となり、楽器やボーカルの生々しさ、演奏の場にいるような空気感、臨場感に包まれ、本来アーティストが伝えたかった世界観や想いまで再現し、心震える感動を体感できるとあります。
PC音楽再生ソフトのXアプリではこのDSEEの効き具合を調整できるのも便利です。
クラシックではどちらかというと強めで。
軽音楽では少なめで利用しています。