おそらく10人が10人 すき亭と答えると思います。
その特徴は、ここで食すことが出来る「りんごで育った信州牛」は他県にない特徴ある牛肉だからです。
ここは仲間なので、同期会を開催。お代わりして、ビール、焼酎ボトルも空けて一人7千円でやってくれました。
すき焼き しゃぶしゃぶがメインですが、ステーキ、寿司らまで信州牛でいただけます。
「りんごで育った信州牛」ができるまで
「信州牛」をどのように肥育すれば、全国に誇れるおいしい肉を提供できるのか。
昭和40年代初頭、奥信濃の畜産家たちは、この命題に取り組みつづけていました。
彼らが着目したのは、「りんごを牛に与えると食欲回復になり、病気になりにくい」という、この地域で古くから伝えられる餌のヒントでした。
通常、牛の肥育は運動を制限しながら高栄養の飼料を与えるため、運動不足から食欲不振、病気になることがあり、どの畜産家にとっても悩みの種になります。
ところが、りんご特有の酸味が牛の食欲を刺激するためか、食欲の回復に卓抜な効果を表し、健康で病気にもなりにくいことも分かりました。
研究会のメンバーは肥育段階に合わせて地元で栽培されるりんごを与え、その他穀類、ヌカ、味噌豆の煮汁、豆腐かす、酒粕、などを混合した生エサを開発。
これらはすべて、地元の加工生産物から生み出される副産物で、豊富なタンパク質やビタミンが豊富に含まれています。環境保全に役立ち、良質な霜降り牛を生み出すという効果もあったのです。
こうして「りんごで育った信州牛」が世に送り出されることになりました。苦労を重ねて育てあげたブランド「信州牛」は、いまも地元の生産者たちによってその育成方法が受け継がれています。