最近はマイ柱がタモリ倶楽部やモーニングショーに取り上げられたり、オーディオの電源周りへの関心がかつて以上のように見えます。
マイアースというのは、オーディオ専用アースのことで、漏電防止の一般アースとは違い、接地抵抗をできるだけ10Ω以下に落としたオーディオ専用アースを言います。
他方、マンションらかようなアース環境を設けられないユーザー向けに仮想アースなる装置までいつくも発売されるようになっています。
機器間のシャーシ電位差をなくすと音質が上がるなどと説明されているようです。
海外製品なら電源の3Pコードの真ん中のアース端子がオーディオ機器のシャーシと接続されていますが、平蔵の真空管アンプには3Pコンセントを使いながら、アースは浮いていて使っていません。
こんな状態でマイアース、仮想アース装置を電源に繋げても、まったく電気的に意味のないことになりますね。
別途シャーシの導通できる部分にアース線を別途接続しなければマイアースの効能が発揮できません。
既製品の日本製オーディオはどうなのか、ESOTERICに聞いてみました。
さて、ESOTERICの国内向け製品ですが、ACインレットのアース端子はオープン
となっており機器のアースには接続されていません。
これは、一般的な日本国内のコンセントが2端子であることが一般的で、標準付属の
ACケーブルも2端子のものを付属していることに加え、音質も含めた判断からこの
ような仕様となっております。
※海外向け製品は法的な規制も有りACインレットのアース端子はシャーシ
アースと接続されています。
平蔵のSACDプレーヤー裏
本体のアース端子につきましてはこのような仕様のため、環境によっては接地
アースが必要になることと等も考慮して設定しているものです。
もし、他の機器も含めて接地アースに落とす場合弊社製品に関しましては別途
アース線をご用意いただき、シャーシのアース端子を接地アースに落としていた
だければよろしいかと存じます。