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Channel: ゴルゴ平蔵のブログ
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無指向性、平面、空間にユニットを置く

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今日の日記の「自作スピーカーの夢」に関連して。

ここ20年以上、音場、サウンドステージ、ホログラム、3D定位などの音響ワードが当たり前に使われるようになったように思います。

自分はおそらく、日本では早めにこれらの洗礼を浴びた世代だと思います。

まだ平成になって間もないバブルの時代に富山市に転勤しました。

25歳でこちらも今以上音響思考が柔軟性ありまして、当時、今も使っているホーンスピーカーとは全く違う音像に心底驚いたのが、富山市に今もあるCSフィールド、クリア・サウンド・今井さんでの音響でした。

今井社長から、最先端のアメリカらの音響では「サウンドステージ」が重視されていますと。

提示されたスピーカーが、ステサンがJBL4344がリファレンスだった当時に

マグネパン
イメージ 1

マーティンローガン
イメージ 2

アポジー
イメージ 3

そうして、何より驚いたのが、この今もあるものの輸入されていないダイナミックスピーカーを使って当時これを実現させたヴァンダースティーンでした。
イメージ 4


上の平面スピーカーは前後に音響が放射されるダイポール指向性。

ヴァンダースティーンもツイーターのみならず、ウーハーもあたかも裸で空間に置くような放射特性の拡大を狙ったスタイル。

四方に音響が拡散する生声、生楽器のように無指向性に近いものを狙ったことが見た目でもわかりました。

ボーカルの口がセンターに定位するといった概念とは違う、シンガーを高さ、姿を伴ってホログラムのようにセンターに立たせるといった音像の提示の仕方には、自分のホーンスピーカーから出ないです。

この強烈な体験を比較的若者のころにさせていただいたおかげで、常に試聴は音質のほかに音場の出方を自然に意識できるようになりました。

後ろにも音が出るので、後方の音響処理も大事で、そのころすでにルームチューングッズを今井社長は導入されていたのも、アキバ、オーディオ雑誌より早かったと思います。

日本でこの方面が遅れたのは、いずれもフリースタンディングが要求される使いこなしが、日本家屋の部屋の狭さが障害になったのかもしれません。

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