Quantcast
Channel: ゴルゴ平蔵のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1949

オカルトオーディオとは?

$
0
0
リアルオーディオ仲間で、自作オーディオアンプ、真空管・トランジスターを問わず古い機器の修理も出来てしまう技術上がりの方の日記から引用です。

まずは真空管アンプ設計で有名なぺるけ氏によるオカルトオーディオの例(^^) 
・マッチドペア 
あらゆる屁理屈を駆使してペアチューブを商売のネタにしようとする人々のキーワード。 

・オーディオ・グレード 
部品メーカーは、普及タイプの部品でやるべきことはすべてやってしまっているのだが、実はまだやっていないことがある。部品を黒とか銀色とか金色に塗る作業や、いつもよりたくさん広告宣伝費を使うことなどである。オーディオ・グレードになると金のかけ甲斐があるのである。 

・反NFB思想 
負帰還は嫌いだ、負帰還は音を駄目にする、負帰還は音が死んだようになる、負帰還は音が平板になる、負帰還はみんな負帰還の音になる、負帰還は不自然だ、負帰還は自然を破壊する。 

・真空管の音 
真空管の音は暖かみがある。聴きやすい、やわらかい音がする。真空管アンプの周波数特性はローとハイが切れたカマボコ型なので、トランジスタや半導体を使ったアンプのような帯域の広いスピード感のある音は出ない。しかし、真空管アンプのそういうところが良いのであって、わかっていない奴は帯域の広いアンプを作ろうとする。 

・高信頼管 
高信頼管は音がいい、別格である。12AX7よりも7025A、7025AよりもCV4004。要するに、名称が数字4桁コードでないと駄目なのである。なお、数字4桁コード名でなくても、MullardとかTelefunkenブランドであれば、こちらの方が上である。 

・元箱の方が音が良い 
球も正しいブランド箱に入れられているうちにその気になってくる。白箱や箱なしだと、自分の音を忘れてしまうのだ。どんなに高価でも、元箱入りを入手すべきである。中国製の300Bでも、Western Electricの箱に入れておいてやると、Western本来のサウンドになってくるので、箱だけを入手しても価値がある。 

・入門用真空管とベテラン用真空管 
6BM8は入門用真空管である。ハイエンド・オーディオからみたら、こんな取るに足りないちゃちな球はとてもオーディオ球とはいえない。小型のMT出力管、ましてや電圧増幅管と同居した複合管などから、まともな音が出るわけがない。ベテランは、こんな球は使わないものだ。 

・球の大きさと形状 
当然のことであるが、KT88や6550A、6L6GCのような太い球は、ゆったりとした余裕のある音がする。EL34のようにスマートな球は、神経質で細身の音がする。GE製の太管のEL34がもてはやされるのは、EL34の欠点が解消されているからだ。6BQ5のような9ピンMT管の音はスケールが小さいが、7ピンMT管の30A5になるとさらにスケールが小さい音になる。 

・真空管と音楽文化 
演歌を聞くには国産球がベストであるが、美空ひばりが歌うジャズの場合は米軍放出のJAN球の方が雰囲気が出る。ストラヴィンスキーを聞く時は、ソ連球よりもフランス球の方が合っている。ドヴォルザークの交響曲第8番「イギリス」は、英国製の球ではなくて東欧製の球がふさわしい。使う球は、ソースの文化的背景をよく研究して選ぶべきである。 

・立型よりもチューブラー型の方が音が良い 
そうだ、チューブラー型の電解コンデンサの方が見るからにクラシックで音が良さそうではないか。立型の電解コンデンサはプリント基板用。こんな電解コンデンサを使っているようでは、まだまだ、真空管をわかっているとはいえない。 

・線材は太い程、太い音が出る 
細い線材は情報が欠落する。太い線から細い線にはいった信号は、そこで削られてしまうのだ。アンプ内の配線、機器間の接続はできる限り太く太く。不謹慎なくらい太く。なお、プリント基板を使うと音が平たくなるので注意のこと。 

・銅線は高純度の方が音に濁りがなくピュアである 
金属の不純物が混じると、結晶構造中に格子欠陥が生じてしまう。98%純度の銅線を使うとオーディオ信号はなんと2%も歪んでしまう。あなたは、日常、歪んだ音を聞いているのだ。しかも、音も人体と同じで活性酸素によってダメージを受ける。高い純度の無酸素銅線ならば音が濁ったりすることはない。(参考:一般的なコードに使われているタフピッチ銅には酸素を0.02ー0.05%程度含んでいる) 

・電源ケーブルはホスピタルグレード 
ME機器に要求される仕様のことをホスピタルグレードという。ホスピタルグレードなんて、なんだかよくわかんないが、いかにも怪しい響き、いかにも特別な仕様っぽい。ただのME仕様のことなのに。これをオーディオ用に使えば、きっと、音が激変するに違いない。かくして、音は激変したのであった。その激変度合いであるが、1万円のCDプレーヤーは20万円のCDプレーヤーに化け、5万円のアンプは100万円のアンプに化けるのであった。 
※ME機器に要求される技術を学ぶことには意味はあるんですけど・・・ 

・アンチ接点 
場所を問わず、オーディオ機器にとって接点は天敵である。入力端子、入力のセレクタ・スイッチ、電源スイッチ、真空管の足、スピーカー端子、これらすべて音を悪くする。セレクタ・スイッチと電源スイッチをなくし、入出力端子を廃してハンダづけし、真空管もじかに配線すべし。 
※度が過ぎると「溶接すべし」とか 

・ハンダの音 
あるホームページを見ていたら、アルミットハンダを使うとアルミニウムっぽい音になると書かれていた。 
※アルミットハンダにアルミニウムは含まれていません。 

・巨大スピーカーなど 
コントラバスやドラムスの音を正確に再生するためには、コントラバスやドラムスと同じ大きさの振動板が必要である。管楽器の音を正確に再生するためには、ホーン型スピーカーが必要である。弦楽器の音を正確に再生するためには、コーンやホーン型のスピーカーでは駄目で、弦を振動させなければならない。口径20cm以下のウーファーとドームツィターくらいの組み合わせでまともな音が出るなんていうことを信じてはいけない。 
※そう、信じちゃいけないョ。 

・レコードは右廻りでいいのか 
北半球では、レコードは基本的に台風と同じ向き、すなわち左廻りに廻らなければならないのに逆廻りである。CDプレーヤーも同様。これらも南半球で鳴らすと素晴らしく良い音になる。カセット・テープは左廻りの時は音がいいが、反転して右廻りになると途端に音が劣化する。多くのカセットデッキが、カセットテープを縦に装填するようになったのは、A面B面の差をなくすためだ。 
※トーンアームにはコリオリ・キャンセラー。 

・オカルトオーディオ 
「塗る」「貼る」「巻く」を基本プロセスとする妄想的行動派オーディオの総称。世界的に広く普及し、広大な地下的マーケットを構成している。 
※残念ながら、どの商品も長続きしたことがない。 

・重量オーディオ 
重きをもってよしとする。漬物石オーディオともいう。鉛を好む傾向がある。 
※が金・プラチナまでは手が出ないところが哀しい。 

・アンチトランスオーディオ 
信号経路にトランスなどというものを使ったアンプはいい音がするわけがないと主張する人々。 
※真空管OTLアンプにしがみついたまま、孤立してしまわないように気をつけよう。 

・アンチコンデンサオーディオ 
信号経路にコンデンサなどというものを使ったアンプはいい音がするわけがないと主張する人々。 
※見えているところのコンデンサがなくなって直結のように見える 

では、私が思うオカルトオーディオの例 

・ヒューズを入れると音が悪くなる 
あんな細い導体、それも不純物を多く含むヒューズを電源回路に入れたら音が悪くなるに決まっているので、オーディオ装置からヒューズを排除してしまう 
※危険な行為としか言い様がないですね。 

・クライオ処理 
ケーブルをクライオ処理、そう一旦低温(-196℃)に冷やすと音が変わるのだ。 
※銅や銀などの純金属の場合、一度低温に冷やしても、室温に戻れば完全にもと通りになり、結晶構造や組織は何の変化もうけない。 つまり、一度冷やされた記憶は完全に忘れてしまうわけである。 

・CDプレーヤーの操作方法にも作法がある 
CDトレイを閉じるのにプレイボタンを押してはならない、情報が欠落するのだ。 
※笑うしかないww 

・はんだの素材 
導電性を高めるためには絶対銀入りはんだを使うべきである。 
※ブラウン管カラーテレビ時代にフライバックトランス(25KV)の内部半田には確かに銀入りハンダを使っていましたが、オーディオ装置で銀入りはんだを使うことによるデメリットしか感じません。半田付けのプロでさえ通常の錫・鉛はんだを推奨しています。つまり銀が入ることでハンダの融点が高くなり、一般人の半田付け作業ではまずクラックが入ってしまい、真面な半田付けにならないのです。鉛フリーはんだも同様です。 

・部屋にはマイナスイオン発生器を置くべし 
空気が汚れると音の伝播特性が悪くなるとのこと。 
※こういう論理なら「クリーンルーム」でないと駄目なのでは? ww 

・ディスクリート信仰 
高品質な半導体アンプを作るなら完全ディスクリート構成とすべきで、OPAMPなんぞを使うことは以ての外である。あんなに小さな面積のチップ上に集積すれば信号の相互干渉が起き歪みだらけになる。 
※気持ちは分からないでもないですが、それを耳で聞き分けることのできることはまず不可能と思いますし、元々の音源のクロストークやら、CDプレーヤーに至ってはICがなくては成立しないんですけど。 


面白いですね。

以上引用です。http://mixi.jp/home.pl?from=g_navi#!/diary/11349473/1965202099

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1949

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>