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Channel: ゴルゴ平蔵のブログ
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伊豆オーディオ:部屋とハイエンドスピーカーを自作されているブロ友宅、部屋のリフォーム

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前回に引き続いて部屋の工夫です。

Myuさんは、一旦は壁を石膏ボードで仮完成とさせて、1年かけて測定、聴感らで部屋の完成を棟梁と合同で行っています。
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自分が一番助けられたのは、Myuさんから、「部屋を作る課程も楽しみです!時間がかかっても試行錯誤はオーディオ経験値の糧となるはずです!」との一言。

一時、床、壁、天井はどうすべきか、ノイローゼとは申しませんが、悩みとなったことがありました。

一発で完全形となるものではなく、ルーム音響は今は引き渡し後にも調整しながら仕上げていけば良いと割り切っています。

天井高は最高5mはあるのでしょうか。天井の高い部屋は開放的な音がします。

ご一緒したサーロジック社村田社長からも、石膏ボードのころと違って、音が明るくなった(生きている!)と。

中高音を吸音するものはほとんどなく、逆に低音は各コーナーと天井は角材として、その間を2センチ弱の間隔を設けて、壁内のロックウールに低音を吸音させる工夫です。

これはこの現在建設中の音楽室で行うサーロジック社村田さんのセオリーと同様です。
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角材とすると、面ではありませんから、太鼓板となって共振して、天井がブーミング化することがありません。

これは壁から床にも応用されていました。

壁材も床も板ではなく、短冊材とされています。
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元々2×4住宅だったものをリフォームされた分、平蔵の音楽室のような柱補強しない代わりに、面での共振を避けるクレバーな工夫です。

これでもいささかデッドな空間で、決してライブではありません。
一般家庭はいかにデッドかということですね。
一聴き、ライブと思われる空間は残響というよりも、弱い床、壁、天井の共振(ブーミング音)という場合が知る限りほとんどです。


言うなれば、家具調の薄い板で出来た大型タンノイの箱をさらに大きくして、その中で聴いているような・・・



壁厚も取れない代わりに、高密度グラスウールよりさらに密度が高く、ロー方向への吸音遮音性があるロックウールを選ばれています。

外に出て確認すると、やはり窓あたりが一番音が漏れます。
窓下へのサーロジック社拡散パネルは、ガラスからの反射音が一番質が悪いことの回避とこれまたクレバーな音響工夫と拝見しました。
イメージ 5


Myuさんのように二重ガラスサッシ+空気層+PLASTの1センチ厚以上のガラスサッシの二重サッシでもこうですから、ペアガラス1枚の拙宅ではもう1枚サッシが必要と痛感しました。

Myuさんご推奨のPLASTらを設計士さん、サーロジック村田さんに提案しました。

長くなりましてお付き合いいただきまして恐縮です。


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