マイアースの活用方法を探るのが当面のマイオーディオの重要テーマです。
それぞれ環境が違いますので、あくまで家での例に過ぎません。
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ホームセンターでは手に入らない、業務用です。
完全に圧着しないと、この工具自体が再び開かない構造なので、確かな圧着力で端子を潰してくれます。
この電源高周波ノイズが排出されているかもしれないアース線とオーディオ機器の筐体(信号GROUND)が結合されることがどうしても気になっていました。
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母線アースは外の地中アースのアース棒まで5mくらいです。
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アコースティックリバイブ社のグランドコンディショナー(仮想アース)RCG-24が常用です。
アース線を機器に繋ぐにあたって、Y型圧着端子(Yラグ)にアース線を繋ぎます。
今回役立ったのは圧着専用工具。
自分はお取引先に電材商がおられるので、その展示会に出品されていた工具メーカーから買いました。
単純な人力で締めるのと違って、このように強力に圧着します。
この工具は圧着する作業がある方には是非ともお勧めします。
こちらを機器側に繋ぎます。
今回はモノラルDACのESOTERIC Grandioso D1へ。
前回と違うのは2台それぞれに繋いだことです。
そうして、この繋ぐにあたって、ifi AC ipurifierにもアース線は接続したままであること。
そこで、強力なノイズ遮断効果があるという、VITROPERMリングとにアース線を一巻き、さらにフェライトクランプも取り付けて接続しました。
電源クリーナーから流れ出たノイズはオーディオ機器に流入させない措置です。
また以前、ESOTERICサービスから、「うちのも含めてハイエンドらデジタル・オーディオ機器で電源にノイズを垂れ流したり、電磁波を放出している機器はない」「ESOTERIC試聴室もデジタルもアナログも同じ電源から取っている」という情報も参考にしました。
つまり機器アースの基本は「機器からのノイズをアースに流す」のではなく、「筐体電位を揃えて」、出来るだけ「0V」にするということです。
理屈上からの音質向上効果とすれば、mV単位の信号電圧を扱うオーディオ機器のシャーシ電位が数V〜数十Vと上がってしまっては影響大きいということです。
電源ケーブルからアースに繋ぐことが義務付けられている、欧州のオーディオ機器らを日本で使うと、アースが繋がれず、筐体電圧が数十Vまで上がることも普通にあるそうです。
多重アースの弊害も考えて、2台のDACへのアース線は出来るだけまとめました。
反対側はいくらでも口数があるアースターミナルブロックへ。
これだけ太くて、表面積も大きいと、これ自体が仮想アースになりそうです。
ちょうど絶縁体のタイヤで大地とは電気的に遮断されている自動車のボディーがアースになるようなものですね。
試聴してみましょう。
アース関係はオンオフですぐに効果が発揮されるものではなく、おそらく機器のシャーシから内部までの静電気類も含めた安定に時間がかかるようです。
マイルス・デイヴィスの中期四部作をイシノラボの6B-G4ppアンプで聴いてます。
前回の評価とはやや異なるアグレッシブな表現です。
これなら普通にこういったハードジャズを聴く上でも不足感もありません。
しばらくこのまま様子をみたいと思います。
なお、トランスポートESOTERIC Grandioso P1は前のP-0の時代からずっと仮想アースです。
地中アースは接続していません。
トランスポートは従来からこれで十二分でしたし、アースループは作りたくないからです。
オーディオアースの取り方とその意義については、このアコリバの社長がフォーラムに書かれていますので参考になります。真ん中くらいの「管理人のK」さんの写真付投稿です。
次は一番電力を消費するパワーアンプへとなります(不必要と思ってはいますが、一応やってみます)。
これはアンプ設計は配線をいろいろ経験された方はよくおわかりの「1点アース(Start Erath:スターアース)が全てのリターンパスが明確に分離されており,共通インピーダンスが発生しないからいいとするのか。
あるいは現在は多点グランドのほうがよいという情勢に乗ってみるのか。」
こちらのサイトの上1/3くらいに説明があります。
あるいは現在は多点グランドのほうがよいという情勢に乗ってみるのか。」
こちらのサイトの上1/3くらいに説明があります。