アースの接地抵抗は安くは一万円ちょっとの接地抵抗計を買わないと測定できません。
こちらでアースについて連載されている方の接地抵抗が100Ωというのに勉強不足にかなり驚いて、今一度アースについて復習します。
アースは、その用途別に接地抵抗は厳しく定められていますね。
では、オーディオにアースを取る意味は何でしょうか?
漏電、感電防止なら上の漏電アースで足りるので、接地抵抗は100Ωで足りましょう。
しかし、今どき、シャーシに触ったらビリビリするようなオーディオ機器は少なくともありえません。
メーカー品の日本の電安法のPSEやアメリカのUL、ヨーロッパのCEマークがある電気機器である限り、ビリビリしたらそもそも認可されませんから。
では何のために?
接地の本来の意味は、地球を零電位として基準にし、接地しようとする機器を零電位に保とうと言う事が基本です。しかし実際には、大地に電極を埋設して、電流を流した場合、電極と大地間には電位差が生じてしまいます。これはいくらかの抵抗が存在することを意味しています。この抵抗を接地抵抗といいます。
接地抵抗値は接地極を打ち込む土壌によって大きく左右されますが、抵抗値は小さければ小さいほど良い訳です。
接地抵抗値は接地極を打ち込む土壌によって大きく左右されますが、抵抗値は小さければ小さいほど良い訳です。
また、通信機器や電子機器類は、内外で発生する電磁波やノイズの影響を受けて誤動作を発生させる。電気機器では、接続するケーブル類や外箱などを遮蔽することで、電磁波やノイズから保護している。遮蔽物は、異常電圧やノイズ、電磁波の影響を、安定した電位を持つ大地と接続することで逃がし、内部の重要機器に悪影響が及ぼさないようにしている意味でも接地抵抗は低いことが望ましい。
また、アース電極に塩を撒く行為にも驚きました
接地極の周辺に炭や水、塩を撒くと、一時的に接地抵抗値が低くなる。しかし、これらはすぐに大地に流出・拡散して失われ、接地抵抗値はすぐに元に戻ってしまう。塩に至っては金属の腐食を促し、周辺の植物や金属帯に塩害を引き起こすので使用してはならない。環境負荷の少ない材料をベースに、大地に拡散しないよう固化材を用いて長期間に渡って接地低減効果を与えるのが、接地抵抗低減材の役割である
自戒を込めて、オーディオもオームの法則らに則った電気工学だけに、情報発信するからには、基礎的な勉強がまず必要で、思い付きの実験と主観だけに頼った日記ば時として公害になりかねないと思った次第。