オーディオのノイズ対策はマイ電柱に始まり、マイアース、ifi AC ipurifier、フェライトコア類、スイッチング電源アダプターを辞めてアナログ電源らで自分とすればかなりのノイズレスまで追い込めたと思っていました。
他方、日頃から疑問はノイズカット機器では、Accuphase、LUX、PSオーディオらはフィルター系統でもなく、ノイズカットトランスでもなく、アクティブ型の50Hz なり、60Hzなりの電源正弦波生成型であるのが不思議でした。
ノイズアナライザーで測定すると、これらはノイズカットトランスのようにノイズ値がそれほど低くならないからです(逆に高くなる場合もあるとか・・・苦笑)。
ところが、下記元サンスイアンプ設計者の現代電源事情を読んで、自分なりに理解できたことがあります。
以下引用
電源事情
ここ20年以上、スイッチング電源、インバータ電源の普及によって、家庭用電源の正弦波が崩れて、正弦波のあたまが潰れています。
専門的には、コンデンサの作用によって、コンデンサに充電する時間(流通角)が静電容量が大きくなるだけ小さく、充電電流が大きくなります。
こうなると、オーディオアンプの整流回路でのDC出力はきれいな正弦波の場合より、取り出せるDCパワーは5~8%程度低下すると言われています。
ですから、整流回路のコンデンサーの静電容量はむやみに大きくしては逆効果になります。
専門的には、コンデンサの作用によって、コンデンサに充電する時間(流通角)が静電容量が大きくなるだけ小さく、充電電流が大きくなります。
こうなると、オーディオアンプの整流回路でのDC出力はきれいな正弦波の場合より、取り出せるDCパワーは5~8%程度低下すると言われています。
ですから、整流回路のコンデンサーの静電容量はむやみに大きくしては逆効果になります。
引用終わり
これはと電源トランスの一次側と二次側電源波形です。もう正弦波とは言えませんね。それでもトランスを通した方が綺麗です。
(TDKラムダの計測あり)
AccuphaseはTIAS会場の東京国際フォーラムのコンセント電源は完全にサインウェーブが潰れていることをオシロスコープで示して、下記電源正弦波生成装置でサインウェーブがキレイに蘇るデモをやっていました。
電源ノイズカットとすればTDKさんによると
6,相殺 ifi AC ipurifierでのノイズと逆位相を生成して相殺させる。
しかし、これらでは一旦潰れてしまった電源正弦波の頭は戻らない。
こうなると、オーディオアンプの整流回路でのDC出力はきれいな正弦波の場合より、取り出せるDCパワーは5~8%程度低下したまま。
これはアンプ設計者とすれば看過できないのでしょう。定格、性能が低下することが明らかで、音質にも当然影響しますでしょう。
他方の50Hz 60Hz以外の高周波ノイズは電源トランスの設計や、Marantzのアンプらのように電源トランスの配線類にフェライトコアを入れまくる、インレット内にTDKラムダのような2,反射、3,吸収の方法で安価に済ますことが出来るとお考えなのでは?
そこでアンプも製造しているメーカーは全て正弦波再生成タイプ。
どれも10万単位から135万くらいまで。
これらは一種のパワーアンプ。家庭内小型電力会社ですもんね。
人間と同じく、ちょっとした癖(高周波)を治すのならFilter類で簡単でも、頭(性格、精神)が潰れたもの(潰れた正弦波)はなかなか元に戻らない、お金がかかるのでしょうか(苦笑)
どちらも言ってみれば、50Hzないし60Hz専用の単音正弦波専用、低歪のアンプだからお値段も相応ですね(泣)
Accuphaseは
756.000円
LUXは
523.000円
PSオーディオは
135万円(但し最高機種)
ここを節約する方法を我々は必死に考えて、実践して頑張らねば音質的桃源郷は遥か彼方・・・?
そのためには、スイッチング電源、インバータ電源からのノイズをそもそも電灯線に入れない。
家庭用電源の正弦波を崩さない。正弦波のあたまを潰さないほかにないとして、ノイズ源そのものに手を入れることにしました。
続く