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Channel: ゴルゴ平蔵のブログ
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旧音楽室のしくじり先生 壁と天井 防音

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次の旧音楽室でのしくじり先生は壁です。

ただこれは予算がなかったのでどうしようもなかった面もあります。
まだ28歳で事業のための借財こそあっても貯蓄はなく、住宅ローンに頼らざるを得なかったので。

工夫としたら、単に防音のために石膏ボードの向こう側に遮音シートを設けたくらいです。
イメージ 1
一見、木製壁に見えますが、クロスに過ぎません。

本当はログハウス風の丸太にして音を拡散も兼ねさせたかったのですが、予算が相当かかることがわかって、まだ28歳、29歳の自分には経済力もありませんでした。

石膏ボードがブーミングという共振を発生させて、特定の中低域を吸音したり、余計な残響を付け加えたりはサーロジックの解説に詳しいです。

また一応前壁は傾斜は付けましたが、フラッターエコー防止には対抗する壁や床と天井を6度以上傾けるという知識もなかったです。
イメージ 4

後からフラッターエコーに気づいた前後の壁についてこのようなくの字の板を取り付けました。
イメージ 2

なにせ、リスニングルームの本は加銅鉄平氏のがあったほかはホール音響のしかありません。
ネットもありませんし、今のようなパソコンで簡単に音響特性を測定できる環境もないというないない尽くし・・・・

傾斜天井にしたのはよかったです。

しくじり天井は同様で天井板をどうしようかとして、音楽室によくあった有孔合板を選んだ程度。
イメージ 3


ここもたった1枚の薄い合板ですから、ブーミング共振は避けられません。
また有孔合板は音響的にはたしか穴の直径と深さから250Hzしか吸音しないことが後ほど判明して、壁クロスシートで塞ぐ簡易工事をしました。

これが剥がれかかっています。


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