うちにあるステレオサウンド社 別冊 JBLの全てでJBLスピーカーをライブPAに使われていたトランペッター 近藤年則氏。
現在はJBLからおさらばして、ヨーロッパ製の写真のアレイ型スピーカーを使っている。
現在はJBLからおさらばして、ヨーロッパ製の写真のアレイ型スピーカーを使っている。
したがって、下記アメリカスピーカーとはかつて使ったJBL社のシステムを意味していると解される。
![イメージ 1]()
この理由はもしかしたら、最近のロックレジェンドの海外スーパースターのライブや、昨日の立川の映画館で自分感じた、かつてのJBLらアメリカシアター PAスピーカーシステムでは出ない音がEUアレイ型SPにあったのと同じだろうかと調べてみました。
![イメージ 2]()
近藤氏:
その前に、まず、サウンドシステムの変遷について話そう。
これまで、アメリカを軸とするロックに対応する音響機材の評価基準は、『音量』だった。スピーカー・メーカーは“ラウドに”再生する方向、音を大きく、効率良く鳴らす事に注力していた。![イメージ 3]()
しかし近年、90年代以降、ヨーロッパのサウンドシステムが台頭し、アメリカ主導だった音響システムの有り方が変化して来た。『音量』ではなく、『音質』にプライオリティーがシフトして来た。
今までのロックを基準とした『音圧』を重視した音の捉え方から、もっとセンシティブで繊細な音楽の捉え方、いわばヨーロッパ的な、『音質』を重視する音の捉え方へ変わって来た。
私自身も、ここ最近はヨーロッパ製のマイクに始まって…
- DPAのマイクですね。
そう。そこからどんどんヨーロッパの製品を使用する機会が増えていった。
今回のライブで使用しているイタリアのRCF社のスピーカーもそう。とにかく『音量』よりも『音質』、純粋に音のクオリティーを重視する様になった。
例えば、肌着として、「木綿」と「絹」、身に付けた時にどちらの素材が気持ちいいか・・・それは、絶対に「絹」。素材の質が違う。それと同様に、これからは、音楽ももっと『質』を追求して行かなければならない。徹底して『音質』の追求をして行かないと。
それが観客/オーディエンスにとって一番気持ちの良い事だから。
『音量』だけでは気持ち良くはなれない。『音量』で得られる気持ち良さは、20世紀のロックの体験で既に終わってる。
現在の私は、ステージでは、より良い音で観客に伝える事が演奏者としての“使命”だと考えている。
インタビューアー:
- 今の近藤さんの機材のセレクトは、『音質』の良い機材を選ぶ、という点を重視されているのですね。
近藤氏
そう。演奏する機材もそうだし、再生環境もそう。
サウンドシステムに関しても、今回のRCFの様に、出来る限り“『音質』の良い”機器を使いたいと思っている。
この理由はもしかしたら、最近のロックレジェンドの海外スーパースターのライブや、昨日の立川の映画館で自分感じた、かつてのJBLらアメリカシアター PAスピーカーシステムでは出ない音がEUアレイ型SPにあったのと同じだろうかと調べてみました。
レコーディングのモニターの世界からも大味のかつてのALTEC~JBLにアメリカンホーンスピーカーは放擲されてジェネレックらEUメーカーが主流に変わったのもおそらく同じ理由です。
以下写真ともども近藤氏へのインタビューから抜粋引用です。
小屋の出来損ない装置をただ利用していた劣悪PA利用の佐野元春氏ら観客からカネ取るプロにこそPA音質を意識してもらいたいですね。
インタビューアー:
なぜ備え付けのPAスピーカーを使用せず、RCF社のスピーカーを持ち込まれているのでしょうか?
以下写真ともども近藤氏へのインタビューから抜粋引用です。
小屋の出来損ない装置をただ利用していた劣悪PA利用の佐野元春氏ら観客からカネ取るプロにこそPA音質を意識してもらいたいですね。
インタビューアー:
なぜ備え付けのPAスピーカーを使用せず、RCF社のスピーカーを持ち込まれているのでしょうか?
近藤氏:
その前に、まず、サウンドシステムの変遷について話そう。
これまで、アメリカを軸とするロックに対応する音響機材の評価基準は、『音量』だった。スピーカー・メーカーは“ラウドに”再生する方向、音を大きく、効率良く鳴らす事に注力していた。
しかし近年、90年代以降、ヨーロッパのサウンドシステムが台頭し、アメリカ主導だった音響システムの有り方が変化して来た。『音量』ではなく、『音質』にプライオリティーがシフトして来た。
今までのロックを基準とした『音圧』を重視した音の捉え方から、もっとセンシティブで繊細な音楽の捉え方、いわばヨーロッパ的な、『音質』を重視する音の捉え方へ変わって来た。
私自身も、ここ最近はヨーロッパ製のマイクに始まって…
- DPAのマイクですね。
そう。そこからどんどんヨーロッパの製品を使用する機会が増えていった。
今回のライブで使用しているイタリアのRCF社のスピーカーもそう。とにかく『音量』よりも『音質』、純粋に音のクオリティーを重視する様になった。
例えば、肌着として、「木綿」と「絹」、身に付けた時にどちらの素材が気持ちいいか・・・それは、絶対に「絹」。素材の質が違う。それと同様に、これからは、音楽ももっと『質』を追求して行かなければならない。徹底して『音質』の追求をして行かないと。
それが観客/オーディエンスにとって一番気持ちの良い事だから。
『音量』だけでは気持ち良くはなれない。『音量』で得られる気持ち良さは、20世紀のロックの体験で既に終わってる。
現在の私は、ステージでは、より良い音で観客に伝える事が演奏者としての“使命”だと考えている。
インタビューアー:
- 今の近藤さんの機材のセレクトは、『音質』の良い機材を選ぶ、という点を重視されているのですね。
近藤氏
そう。演奏する機材もそうだし、再生環境もそう。
サウンドシステムに関しても、今回のRCFの様に、出来る限り“『音質』の良い”機器を使いたいと思っている。