昨年発刊されたこちらを興味深く読みました。![イメージ 1]()
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SHARP社内に院政を敷いて、創業精神も受け継げず、先の見通し甘くか三重県亀山市に後に足枷となる液晶パネル工場を借金して建てた二人。ここからがシャープの転落人生の始まり。![イメージ 4]()
人間関係図 権力闘争図。
以下、上記本からの要約をしてみました。
SHARPの町田社長 液晶テレビの成功にあぐらをかき、創業者早川の『真似される商品を作る』という創業者精神とは真逆なSHARP亀山工場のブラックボックス構想を試みるも、5年で中国 韓国 台湾に追い付かれ、価格競争に破れた。
三洋電機と同じ内部権力闘争にあけくれる現社長 旧社長 副社長ら
『沈み行くタイタニック号内部で椅子取り合戦に明け暮れるようになった』
トップどおしが派閥を作ったり、社長を退いても院政を敷いて、後任人事に口を挟んだりと滅茶苦茶だった。
SHARPの落日は坂を転げ落ちるというより崖からの転落のようだった。
台湾 ホンハイ社長からの条件は年々厳しさも増し、決定権限もない社長と会談も無駄と、何度もドタキャンされる始末となった。
高橋社長 銀行幹部との懇親会で『貴方は社長の能力に欠けている』と叱責されて、青ざめた表情で『何とかSHARPを助けてください。』というのがせいぜいだった。
ハゲタカファンドからも、ジャンク会社と烙印を押され見向きもされなかった。
高橋社長の留任はメインバンク みずほ銀行と三菱東京UFJにとって操るのに易しとされたから。
銀行の顔色見て3500人のリストラ 上下幹部の首切りして、肝心の自分の責任は問わない高橋から社員への叱咤激励を社員 内部で聞く者はもはや誰もいなくなった。
液晶のSHARP AQUOSテレビを組み立てる栃木工場 工場長から『堺工場からの液晶は高すぎる 中国 韓国から買わせてくれ。』と言われる始末となった。