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今日は現代スピーカー選び

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今日は文化活動。アキバのオーディオ店でスピーカーの比較試聴して長野に帰ります。

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音楽も過去の名盤、有名ミュージシャンばかりではなく、今の社会、空気を背景にしたジャズ、クラシック、ロックも感じたい。そうなると、オーディオもヴィンテージのみならず、最新機種にも注目も自然の流れなのでしょうか?

ノアは、同社が取り扱うSonus faber(ソナス・ファベール)の新製品発表会にて、新スピーカーシリーズ“Homage Tradition(オマージュ・トラディション)”の3機種を発表。いずれも4月21日より発売する。

Amati Tradition」¥3,600,000/ペア(税抜)
Serafino Tradition」¥2,600,000/ペア(税抜)
Guarneri Tradition」¥2,000,000/ペア・専用スタンド付属(税抜)

Amati TraditionとSerafino Traditionは3.5ウェイ・4スピーカーのフロア型で、スピーカーユニットサイズなどが両機の違い。Guarneri Traditionは2ウェイ・2スピーカーのブックシェルフ型となる。

Homage Traditionは、ソナスファベールが90年代に発売した「Amati Homage」「Guarneri Homage」の遺伝子を継承した新シリーズ。Amati、Guarneri、新たに加わったSerafinoと弦楽器製作の名匠の名前をスピーカーに冠することでオマージュ(Homage)を捧げ、かつソナスが長年培ってきた伝統的な(Tradition)な手法やデザインを、新しい技術と組み合わせたことがシリーズ名の由来となっている。

シリーズ3モデルで、美しさと音響効果が導き出したソナス独自のリュート型キャビネットを採用。兄弟機「Lilium」のデザインを踏襲しつつ、曲線のボリュームが豊かな作りとした。この形状が内部共振の制御、不要共振の排除を可能にするという。

特徴的な天板は、側面部と同じ木材を使用しつつ、ロゴをプリントしたガラスを中央に配置している。

エンクロージャー素材には、新たにウェンジ(Wenge)材の突き板を使用。ウェンジはアフリカ原産の広葉樹で、乾燥に時間がかかるが、高い強度と優れた耐久性を備える木材だ。

仕上げは「Wenge」と「Red」の2種類用意。Wengeは上述のウェンジ材の突き板を用い、コーピーブラウン・レザーとガンメタル・アルミニウムを組み合わせている。Redはソナス伝統といえる仕上げで、ウォールナットの突き板に、ブラックレザーとヘアライン・テクスチャーのブラックアルミニウムを組み合わせている。いずれの仕上げも、天然木の風合いを活かして重ね塗りと研磨を重ねたハイグロス・ラッカー仕上げとなっている。

バスレフポートのダクトに適度なダンプをかけてチューニングを施すことで、低域をコントロールして再生レンジの拡大を図る独自のStealth Reflex技術。Homage Traditionでは、それををさらに進化させたStealth Ultraflex技術を採用する。その機構は背面のアルミパネルに搭載されていて、ダクトを通る空気の流れを制御して、低域の歪みや空気の乱れを減少させる。

また、背面アルミパネル自体も、上下にダンプシェルを備えたExosqueleton(エキゾスケルトン)クランプ構造となっている。

底面からの振動伝播がキャビネット全体へ干渉することを避けるために、Z.V.T(ゼロバイブレーション・トランスミッション)技術を採用。Amatiではスパイクの取り付け部にエラストマー樹脂を挟み込んだ独自のサスペンション構造を持つブラケットシステムを採用。Serafino/Guarneriでは、Il Cremoneseに採用されている、金属ネジ/エラストマー樹脂/金属スパイクの3重構造になった「サイレントスパイク」を使用している。

各モデルで、トゥイーターには、ドーム型とリングラジエーター型の特徴を融合したという独自の“アローポイントDAD(Damped Apex Dome)”トゥイーターを採用。ユニット径は28mmとなる。


ミッド・ウーファー(Guarneri Traditionはウーファー)には、ソナスが新設計したウルトラダイナミック・リニアリティー・ドライバーを搭載。マグネットにはネオジウムを用いている。

Amati Tradition/Serafino Traditionのウーファーには、複合素材であるシンタクティック・フォームの外側を自然素材のセルロースパルプで処理したサンドイッチ構造のコーンウーファーを搭載する。

クロスオーバーは、トゥイーターのハイパスフィルター。ミッド/ウーファーのローパスフィルター双方に、無共振“プログレッシブ・スロープ”設計によって振幅/位相特性を最適化する「パラクロス・トポロジー」技術を採用。独ムンドルフによる最新世代「MCap EVO」シリーズのキャパシター、ジャンセン製コイルなど、厳選されたパーツも使用している。


Amati Traditionは、3.5ウェイ・4スピーカー/リアバスレフ方式のフロア型スピーカーシステム。

28mmトゥイーター、150mmミッド・ウーファー、220mmウーファー×2(並列駆動)を搭載。クロスオーバー周波数は80Hz/250Hz/2.5kHzとなる。周波数特性は28Hz~35kHz、公称インピーダンスは4Ω、外形寸法は411W×1,170H×540Dmm、質量は61kg。


Serafino Traditionは、3.5ウェイ・4スピーカー/リアバスレフ方式のフロア型スピーカーシステム


28mmトゥイーター、150mmウーファーを搭載。クロスオーバー周波数は80Hz/250Hz/2.5kHzとなる。周波数特性は30Hz~35kHz、公称インピーダンスは4Ω、外形寸法は396W×1,091H×510Dmm、質量は52kg。


Guarneri Traditionは、2ウェイ・2スピーカー/リアバスレフ方式のフロア型スピーカーシステム。専用スタンドが付属する。

28mmトゥイーター、150mmミッド・ウーファー、180mmウーファー×2(並列駆動)を搭載。クロスオーバー周波数は80Hz/250Hz/2.5kHzとなる。周波数特性は30Hz~35kHz、公称インピーダンスは4Ω、外形寸法は396W×1,091H×510Dmm、質量は52kg。

発表会では、ノアの代表取締役である野田頴克氏が挨拶。今から30年ほど前にイタリアのオーディオショウで、当時無名だったソナスファベールと出会った際のエピソードを披露した。

当時のイタリアのハイエンドオーディオは「遅れている」という印象で、そのオーディオショウにおいても収穫はないかと諦めかけていたときに出会ったのが、まだ未完成ながら出展されていたソナス・ファベールのスピーカーだったという。一見変哲のないそのスピーカーの寄せ木の作りに感銘を受け、その場にいたフランコ・セルブリン氏に説明も受けた。そこで完成品を送ってほしいと頼み、届いた「ELECTA AMATOR」は、さらに想像を超えたものだったと野田氏。そこから、今日に至るまでのソナス・ファベールの日本導入が始まったのだという。

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