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Channel: ゴルゴ平蔵のブログ
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しくじり先生 現在の音楽室の失敗例

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TV番組で楽しみで見ていた「しくじり先生」はボクシングの亀田親子を持って終了した。

音楽室(リスニングルーム、AVルーム、ホームシアター)を作る予定を検討している皆様に平蔵自身で設計した現音楽室の「しくじり先生」です

・2Fのため筐体強度が圧倒的に不足

・壁のほとんどが石膏ボード

サーロジック社によると、石膏ボードや化粧合板単体が振動するとミッドバス(125~250Hz)の振動音を垂れ流してミッドバスの残響時間が長くなりブーミングが発生することは多くのオーディオルームの測定結果で明らかになっています。

 更にそのボードを支える柱が弱いとき、一つの壁の複数のボードが、あたかも区切りになる柱が無いかのように一体化して大きな振動板を形成することがあります。

 この一体化した壁の振動が壁面一体化振動で、壁面一体化振動が発生すると、多くの場合振動周波数付近の残響時間に極端な長短の起伏が発生し、直接音も含めて振動周波数付近の音が耳に聞こえなくなる現象が発生します。例えばベースの音の特定のピッチが聞こえなくなるなど。

・天井全体に有孔板
たしか250 Hzしか吸音できない。強度もない。

・ドア、引き戸が多すぎて壁の防音にも関わらず同じフロアに音漏れ
深夜早朝にまともな音量に上げられない。

・左右非対称
音場が歪められている。

・クローゼットらが混在
ただの共鳴帯&共鳴ドア

・隣室、階下と柱切りをしていない
イメージ 1


床下、壁内の防音材、防音シートを設置に関わらず、低音が柱を伝わってあたかも糸電話のように階下まで伝達されるので防音効果が限られてしまった。

・前後の定在波の発生防止が不十分
前壁をわずか台形のように傾斜させた。
傾斜は最低でも6度ないと定在波は防止できないそう。

・部屋が狭い 13畳
大型スピーカーには圧倒的に足らない。


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