平蔵からのこの質問にお答えいただきました。
質問
オーディオルームの電源はデジタル系とアナログ系に分けるのがよい。
なぜならデジタル機器は電源を通じてノイズ発生源だから、それをアナログ機器に侵入させないためとあります。
ESOTERICのようなハイエンド製品のデジタル機器も同様にした方がいいのでしょうか?
答え
ご質問の中にもお書きいただいていますが、ESOTERICを含めまして
各社のハイエンドオーディオの製品は、デジタル機器といえどもノイズをまき散らすような製品は無いと思いますので、そこまで神経質になる必要は無いのではと思います。
実際弊社のオーディオルームでもデジタル機器とアナログ機器の電源
は分けてはいません。
もちろんデジタルとアナログ系の電源をを分けていただいてもデメリットは全くないかと思われます。
これに対し、PCオーディオの観点から考えますとPCは昔からノイズの塊といわれており、オーディオ機器に影響を与える可能性は少なからずあるかと思われます。
ノートPCの場合はACアダプタを使用するため、デスクトップと比べて比較的電源ラインへの影響は少ないかと思いますが、NASやUSBハブなどの周辺機器もオーディオ専用機器と比較すると、オーディオ視点では設計されていないものと思われますので、可能であればオーディオとは別系統の電源ラインをご用意いただくといいかもしれません。
ご使用のシステムや環境によっても状況は変わってくるものと思われますので、あくまで参考ということでお読みいただければと存じます。
以上。
このご回答から、日本の一般家庭で3Pコンセントで機器をアース端子に通電してしまうと、漏電防止の家庭用アースと繋がってしまう。
家庭用アースは接地抵抗が大きくて、S/Nを上げるためのものではなく、むしろ家電から回ってきたノイズ源になることがある。
そこで3P電源ケーブルを使っていても、アース部分は機器に接続していないのだと思いました。
このことを再度ESOTERICに質問してみました。
さて、ESOTERICの国内向け製品ですが、ACインレットのアース端子はオープンとなっており機器のアースには接続されていません。
これは、一般的な日本国内のコンセントが2端子であることが一般的で、標準付属のACケーブルも2端子のものを付属していることに加え、音質も含めた判断からこのような仕様となっております。
これは、一般的な日本国内のコンセントが2端子であることが一般的で、標準付属のACケーブルも2端子のものを付属していることに加え、音質も含めた判断からこのような仕様となっております。
※海外向け製品は法的な規制も有りACインレットのアース端子はシャーシアースと接続されています(へえ~、こんな違いがあるとは知りませんでした)。
平蔵のSACDプレーヤー裏
平蔵のSACDプレーヤー裏
もし、他の機器も含めて接地アースに落とす場合弊社製品に関しましては別途アース線をご用意いただき、シャーシのアース端子を接地アースに落としていただければよろしいかと存じます。
以上
3P壁コンセントのアースは浮かせます。
コンセントとは別に壁アース端子のようなものを設けて、実験しながら必要に応じて、オーディオ専用アースに落とした方がいいのか悪いのかやってみたいと思いました。