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Channel: ゴルゴ平蔵のブログ
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ソナス・ファベール / アマティ・ガルネリ

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そろそろ、終のスピーカーとしてどうしてソナス・ファベールの現行のアマティ・オマージュ・トラディションを選んでどうだったのか振り返る。

それまで使っていたのもソナス社のガルネリ・オマージュで15年使い続けてきました。
イメージ 1
軽音楽メインだった過去から、クラシックを心底好きにさせてくれたスピーカーとして今でも大事に保管しています。

アンプは半導体はVIOLA、Vitus Audio、クレルら・・・・
真空管は20台は試してきました。

それで得意な弦楽器のみならず、ピアノ、ドラムといった打楽器もイメージする音で鳴るようになりました。。

うちには生ピアノも生バイオリンもあって、常時家族が演奏しているので生の音を日常的に接しています。
さらに自分が元ドラマーだっただけに、とりわけドラムら叩く音の感じには敏感になるようです。

さてアマティ・トラディション。
イメージ 2

これで今ファジル・サイのソロ・コンサートを聴いています。

見えるようにこのスピーカー後方にピアノが展開されて、ハンマーの打撃からホールの隅々に広がって消え入る余韻まで見渡せます。

こういった見えるようなピアノはついにガルネリ・オマージュでは出せませんでした。

その他、ガルネリでは聞こえなかった音が数々のアルバムから聞こえてきます。

鳴らすまでが難しいガルネリ・オマージュと違ってロック・ポップス、民族音楽系も大丈夫。

ボトムエンドの拡大は圧倒的で、ピアノの左手も右手も音色や音力、音飛びが変わらない。

この「これまで聞こえなかった音が聞こえる」というのは、オーディオ機器買い替えで味わえる嬉しい変化です。

さて、スピーカーは当初はアマティと決まっていたわけではなく、気に入った順に

ルーメンホワイトの現行品をFMアコースティックのアンプで鳴らした音。
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MARTEN社  COLTRANE 3 をコンステレーション・オーディオのトップモデルアンプで鳴らした音。
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AVALON TIME/DIAMOND
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値段を問わなければ、さらにマジコ、ヒロ・アコースティック。

どれも自分からは緊張を強いられず、半日でも、1日でも聴き続けられる音。

その点でB&W800シリーズのようなモニター基調のはちょっと違うような気がした。

「ウーハーの取り付け位置」

同じソナスやフランコセルブリン、その他メーカーで気になったのは、ウーハーがサイドや上下、リアにあるモデル。
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どうしてもミュートバスドラムが膨らんで、見えなくなる・・・・

ローの時間軸が狂うから???指向性がミッド以上とまるで異なってしまうから???

悪く言えば、サブウーハーと本体との繋がりが悪くて、鋭く立ち上がって消えない・・・付帯音のような感じになったり・・・-

「部屋サイズ」
ダイナミックオーディオの担当の方と、例えばアマティの上位モデル「イルクレモネーゼ」は40畳は欲しいそうで同感。

スピーカーサイズと部屋サイズには相関があるから、AVALON社でいえば、ISISのようなあまり巨大なスピーカーは飽和してしまうかもと避けた。

各メーカーの各スピーカーの想定された最大サイズより一回り小さなスピーカーを広目の部屋で小粋にフリースタンディングさせるのがいいかもしれない。


同社トップエンド、アイーダ2はさらにどの程度の広さを要求するのだろうか。

最終的には部屋、セッティング、組み合わせら鳴らし方だから、上記気に入ったスピーカーなら結局どれでも良かったと思っている。

おそらくコルトレーンなんか部屋に置けたら、今以上の音の万華鏡が聴こえそう

ソナスに関しては、ガルネリ・オマージュにしても、アマティ・トラディションにしても、残響が豊かな部屋の方が生き生きと鳴る。

あちらでこういったスピーカーを置く戸建て家屋が基本石造りだからだろう。


たまたま数々の試聴会で、10数種のアンプやプレーヤーとの組み合わせを聴けたのがアマティであったとかタイミングも大きかったような気がします。

傅評論家が言う「ボクシーな音」とされる古典な箱型のは現用のホーンスピーカーやスペンドールBC2らがあるので、今から似たようなタイプはすべて除外した。

今のでこれらより琴線に触れるのは聴けていないから。

スピーカー選びが一番楽しいですね。

これからはとにかく追い込み、試行錯誤を楽しみながらやっていきます。

来年が皆様にとってよきオーディオライフになりますように!

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