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Channel: ゴルゴ平蔵のブログ
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Macintosh Octave オーディオノートのトランス製造場面

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昨日の日記に引き続き真空管アンプに欠かせない出力トランス。
ステレオサウンド 50周年記念 200号記念特集に ハイエンド真空管アンプメーカー各社のトランス製造場面が掲載されていたので興味深く読んだ。 

アメリカ マッキントッシュは50年間使っている巻線機が未だ現役。 
イメージ 1

真空管時代もトランジスター時代も同じ巻線機でバイファラー巻きが経験43年というベテラン女工さんによって巻き上げられているとある。 
修行には最低3年と・・・

2枚目 ドイツ オクターブ やはり女性熟練工が太さが異なる5種類の導線を巻線機で巻いている。 
イメージ 2



3枚目 日本 オーディオ・ノート こちらも熟練工が巻きのテンションを調整しながらの手作業だそう。 
イメージ 3

安いキットアンプはどう見ても機械巻きのトランスだった。

そこがアイデンティティーを持った音響メーカーかはかるのに、このような熟練工がいる手巻きトランス製造過程を持っているのかどうか調べるのは有効のよう。

かつてのLUXも有名な熟練女工さんがいたからこそOYトランスが巻けたと聞いたこともあります。
(今のは中国製?)

トランスを自作する例もあるけど、こういうのを読むと、果たして本当に市販できるようないいトランスが自分に巻けるのだろうかと思ってしまう。

雑誌やネットではコアの材質や特性ばかりが取り上げられるが、本当は文字に出来ない熟練工の人間力がオーディオトランスを支えているのだと思った。

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