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Channel: ゴルゴ平蔵のブログ
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スピーカーアルミニウムとジュラルミン振動板

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拙宅のホーンスピーカーの中音ドライバー JBL375の振動板をオリジナルアルミニウムのから、WE594同等のジュラルミン振動板に交換していることは一昨日ら何度か記しました。

見た目がこのとおり違います。上:アルミニウム 下:ジュラルミン 
イメージ 1

イメージ 2

ダイヤフラム振動板をジュラルミンにすることによって、バイオリンの消え入る余韻、ボウの弦上を動く様、女性ボーカルの吐息etc 

持って軽いというか、ジュラルミンダイヤフラムの方は、息を吹き掛けると裏表ひっくり返る軽さ 薄さでした。

とにかく微小信号の再現性が極めて高まってもうアルミに戻れません。 

どうしてなのか? 

まずは家庭用はPA大音量は不要なので、大電力に耐える必要はなく、したがってボイスコイルの線を細く、コイル重量を375オリジナルより軽く。 

何より振動板材質のジュラルミン ウィキによると 

薬莢の材料として従来は銅と亜鉛の合金の黄銅を用いていたが「もっと軽いアルミニウムを銅と混ぜたらよいのではないか」という発想から、4%の銅を混ぜたアルミニウム合金を作ったところ、軽量でありながら破断に強い合金が得られた。 

ある種の金属において、焼入れ後室温で数日放置した後に硬度が上がる時効硬化という現象があるが、これは1907年にジュラルミンにおいて初めて発見されたとあります。 

この軽量でありながら硬度が高い特徴から、振動板をアルミ以上に薄くしても=軽くしても強度が取れるそう。 

このボイスコイル&振動板の軽量化が微小振動の再現性を高めて、弦楽器 女性ボーカルらのデリカシー表現の寄与しているものと推測してます。 

もうJBLアルミ振動板に戻ることは絶対にないでしょう。

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