ソニー ONKYOともハイレゾハイエンドDAPは音質はいいものの、重い、大きいで二の足を踏みましたので、コンパクト化バランス接続DAPは朗報機種になるかも?
SONYのZX-2以降の高音質モデルも ONKYO PIONEERの現行DAPも大きく、とにかく重い路線になってしまっているので、こういうのは歓迎できますね。
今年の年末商戦に間に合わせる気配でしょうか。
今年の年末商戦に間に合わせる気配でしょうか。
オンキヨー&パイオニアイノベーションズはオンキヨーブランドからハイレゾDAPの“次世代モデル”と“小型モデル”をIFAにて参考出展している。どちらも実際に動くものはなく、モックのみの展示。価格および発売時期は未定という。
小型モデルは2.4インチのタッチパネル液晶ディスプレイを搭載。ESS製DAC(詳細は未定)を2基搭載し、バランス駆動にも対応する。またクロックも44.1kHz系統と48kHz系統の2つを搭載している。
オンキヨーから登場したハイレゾDAPの“小型モデル”。実機ではなく、まだモック
DACを2基搭載しバランス駆動にも対応
MQA/DSD/FLAC/WAVが再生可能。DSDはネイティブ再生対応になる予定とのことだが、最大5.6MHzになるか、2.8MHzまでになるかなど詳細は未定という。
OSはAndroidではなくLinuxを採用。動作が軽く、省電力にも寄与するという。
またmicroSDカードスロットを2基備え、最大416GBまでのメモリ増設にも対応する。
なお展示スペースのスペックシートには「PureAudioモード」を搭載するという記載が。こちらは、詳細は未定というが、ディスプレイをオフにするなどといった動作により、一層音に注力した再生ができる機能になるようだ。
外観は「DP-X1」とデザイン性を共有。DP-X1のようにざらっとしたマットなメタルをベースに、背面はシボ加工に。さらにサイドには一部グロス仕上げの素材を使い、異なる3つの質感が融合している。利便性に配慮し、新たにホールドボタンも用意した。
サイドには新たにホールドボタン(写真下)も用意。隣の刻印は「twin DAC」と書かれている
背面はシボ加工
ほぼ同スペックの小型DAPがパイオニアからも同時発表されたが、両者の違いは音のチューニング。オンキヨーの方がオーセンティック志向で、高音質パーツも搭載されているという。
“次世代モデル”はSIMカードスロットも搭載 ?!
また“次世代モデル”については、「DP-X1」よりも筐体が縦方向にやや大きくなる。ディスプレイサイズも4.7インチから5インチへと大型化している。
“次世代モデル”はDP-X1とデザインのテイストはほぼ一緒。やや筐体が縦方向に大きくなった
背面部。iPhone6のDライン的な線が入っている
フロントに8メガ、リアに16メガピクセルのカメラを搭載しているのが目を引く。
こういったパーツを新搭載するにあたり、回路やアンプ部の設計を見直した。小型化を図るとともに、音質向上にも配慮したという。ちなみにこの回路&アンプ部は、前述の“小型モデル”にも同じものが搭載されているとのことだ。
本機もDACを2基搭載しバランス駆動に対応。DSDやMQAの再生が可能だ。OSはAndroidを採用。Bluetooth&Wi-Fiにも対応している。
本機もバランス駆動に対応
本体底面にはスピーカーとマイクも内蔵。ちなみに本体サイドには、デュアルmicroSDカードスロットに加えてSIMカードスロットのようなものも見受けられる。カメラの搭載といい、どことなく“スマホっぽさ”も醸し出しているDAPだ。
本機も上部にホールドボタンを用意。本体下側にはSIMスロットのようなものも…?
底面にはスピーカーとマイクが備えられている