真空管アンプオーディオフェアでのレポはあらためて興味あるテクノロジーらをレポートさせていただくとして、トライオードのデモで、社長にも特にお願いしてMQAという新しいテクノロジーによるDISKと同じ音源のCDの音質比較を聞きました。![イメージ 1]()
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これ1台で、上記ストリーミングサービス、CDら再生、CDらリッピング、内蔵フォノイコライザーでのフォノ再生&リッピング、FMチューナーら文字通りマルチに楽しめる機器です。
空間も左に立つコルトレーンより、右のドラムの立ち位置は左後方で前後があることがよりはっきりわかりました。
もし、タイムリーに世の中にそのSACDもハイレゾファイルがなくて、CDとMQAしかなければ、MQAが欲しくなるだろうという音質差は確認できました。
MQA、名前は知っていましたが、実際に聴くのは初めてです。
皆様はご存知でしたか?
通常のCDプレーヤーで再生できます。ただ完全再生には下記の条件が必要です。
再生プレーヤーは最新のマルチネットワークプレーヤー、cocktail Audio X45Pro。
PCオーディオに慣れていない高齢でもリモコン一つで扱えるので、国内で200台近く売れていること、仲間が所有するPIONEERネットワークプレーヤー&DELAで発生したオーケストラの楽章をバラバラにして、いきなり4楽章からスタートなんていう不備もこれまでのところ皆無と。
要はこれにアンプとスピーカーを繋げば、最新の再生が全て楽しめるということですね。
MQAの技術解説はこちらにあります。
トライオードの解説によると、CD盤といった決まりきった今どきなら低容量デジタルデバイスに、24bit96K、24bit198kの高品位ハイレゾ規格を収める技術。
容量大きなハイレゾファイルを限られた容量に収めるために、そのために折り畳みという新手法を用いている。
MQAは通常のCDプレーヤーでも一定の音質的優位を聴くことが出来る。
ただ、完全にMQAの音質の良さを享受するにはDACにこれをフルデコードできるDAソフトが内蔵されていることが必要。
上記カクテルオーディオでは廉価モデルまで、ソフトウェアのバージョンアップで全ての機種でMQA対応がされていました。
現在リリースされているMQAソフトはこちらに。
トライオード社長によると、1枚平均3千円。SACDが3,500円くらいするのでお得感がありますと。
早速同じ音源をCD盤とMQA盤にした1千円サンプラーで比較。
曲はBALLAD収録のジョン・コルトレーン「Say It」。
明らかにMQAの圧勝でした。ドラムを叩いた立場からは、スネアドラムのブラッシングワークの細部まで聴こえて、演奏の機微は聴こえました。これは誰にもわかる違いと思います。
空間も左に立つコルトレーンより、右のドラムの立ち位置は左後方で前後があることがよりはっきりわかりました。
もし、タイムリーに世の中にそのSACDもハイレゾファイルがなくて、CDとMQAしかなければ、MQAが欲しくなるだろうという音質差は確認できました。
以前こちらで、MQAに将来性があるか?とオーディオ評論家の投稿を紹介させていただきました。
その投稿
たしかに、記憶媒体の容量がますます増大&低価格な今後を踏まえると、ファイル容量を小さく折り畳むメリットは低下する。
(これに対しては、それでも個体メモリーの容量に限度があるDAPでのメリットは相変わらずか。)
通信速度に起因する、ハイレゾストリーミングは音が切れたり不安定の現代の心配は5G通信で解消される。
などから、メインストリームソフトになりうるかは疑問はあります。
しかし、容量はCD並でハイレゾ音質相当を楽しめるメリットは否定されるものでもなく、エンドユーザーが使いやすい規格を選べばよいと感じました。