松本市で開催された表記試聴会 デモ時間の9月25日(日) 13時半~16時過ぎまでたっぷり聴かせていただきました。
個人的に一番興味深く聴いた各社コンプレッションドライバー&ホーン音質比較。
GTサウンドオリジナル
TADは4001というのか。
JBLからはネオジウム磁石の2450J? アルニコの375とフェライトの2446J
EVことエレクトロボイスも
フェイズプラグはプラスチック製
YL音響の555
JBLのプラスチック製ホーンとGTサウンド 楓材木製ホーンの音質比較。
以下はGTサウンドの解説。
ホーンとドライバーの間に隙間を作らないために付けられる紙パッキンもみな音が違うので何枚も試作。
これが意外と値段が高い。
同社アルミニウム製ダイヤフラムは厚さが他のメーカーのアルミより半分以下。
その代わり耐入力は50Wだの80Wだの誇示しているメーカーのに比べて25Wだけ。
振動板が動きやすいことを重視している。
メーカーのはPA用。遠くに大きな音で飛ばせるのを第一にしているからそういう設計になる。
反面、そのままでは五月蠅いので、蜂の巣らで前でマスクをしないと聴けない(JBL HL88 HL90ら前を塞いでいるホーンのことか?)
105dBを超えるドライバーに25Wも家庭では入れることもないので、フェイズプラグと振動板の隙間は0.5mm。
ミクロン単位の小音量のわずかな振動をきちんと伝えられることを重視している。
メーカーのは左右の均整が取れていない。Western Electric時代のはモノラル時代だからなおさら。
うちのは1コ 1コ 振動板とフェイズプラグの間隔まで測定して揃えている。
メーカーからはそれでは量産できないでしょう!と。
我々は2人でやっているだけ。量産メーカーではないからそれでいい。
アルニコ時代のドライバーで磁力が保持されている例はなく、ほとんど減磁しているから初期特性はない。
アンプも同様で20年前のアンプは必ずコンデンサーらが劣化して初期の音とは違う。
ケーブルも銅の表面が酸化して電気が流れにくくなる。特に細い線のレコードプレーヤーアーム内の導線ならなおさら。
新しい方がいい。
ウーハー
JBL TAD TANNOYらと並べられて構造の違いが説明されました。
GTサウンドのコーン紙と磁気回路のカットモデル
タンノイ社
TAD
JBL エッジ脱落していた。
GTサウンド 磁石がでかく一番重い
エッジはJBLのような経年劣化で加水分解するウレタンではない実質フリーエッジ(ゴム系?)
鹿皮だのゴムだのに貼り替える例もあるが、それでは振動板がウレタンより重くなって音が変わってしまう。
スピーカーはフレミングの法則で動いている。ところが実際には前後に動く部分はグルグル回るようなグラグラ。
メーカーはダンパーとエッジの2点でグラグラしないように保持しているため、十分な保持力がなくてギャップを広げないといけない。
GTサウンドオリジナルのは、SONYの15インチウーハーで行っていたダブルダンパーでグラグラしないように保持したので、ギャップは狭くできた。
フレームも鋳鉄でタンノイやJBL TADのように鳴かない(タンノイの同軸スピーカーのフレームを叩きながら)。
それもフレーム間の間隔を違えて、共振も抑えている。
実際に持ったら、何とか持ち上がるほど重い。
ホーン
JBL EV ALTECマンタレーホーンのプラスチック製のではいい音しない。
TADのは悪くはないものの、のど元が四角いのを変換プラグで○にしてドライバーに接続しているのが問題。
木製ホーンも悪くないが、サイドの作り方が残念(薄い板1枚のこと?)。
口元のフィンも鳴いてしまっている。
うちのは口元から丸い。
箱やバスレフダクトは鳴かないようにカエデ 現在はカバ桜で厚みの積層材で作っている。
ネットワークは外部に。コイルがバカでかい。
ケーブルはこれでいい。
他のラインナップと価格。